大学生が就活を始めたときに必ず聞くであろう、この言葉。
「自己分析」
私は23卒の理系院生で、ついこの間まで就活している中で自己分析をしていました。
そこで浮かんだ数々の自己分析に関するこんな疑問。
就活真っ最中のときは、もう本当に困っていました。
自己分析のやり方は無限にあるし、いくらやっても終わりはないのです。
1年間自己分析と向き合って、自分なりにまとめられるようになったのでご紹介します!
誰かの役に立てばいいな…と思っております。
自己分析完全まとめでは以下の1~5を扱います。
- 自己分析をやる目的は?やると何がわかる?←今回はココ
- 自己分析のやり方
- 時期別の自己分析の始め方
- じっくりやりたい人向け&効率的にやりたい人向けの自己分析法
- 自己分析の注意点
その中でも今回の記事では…1番目、自己分析の目的がわかります!
目的
自己分析の目的としては2つ。それは
「企業に自分をアピールするための材料探し」「企業選びの基準を知る」
企業に自分をアピールするための材料探し
突然ですが、自分の良いところってわかります??
私は就活当初、自分の良いところが分かりませんでした。
自己分析をしてはっきりと「これだ!」と自覚できるようになりました。
例えば、バイト先の掃除話をします。
自分の中で掃除とは、隅までしっかりと時間をかけて掃いたり拭いたりすること。当たり前だと思っているし、バイト先の掃除も同じ思いでやってきた。
しかし、他の人は円を描くように適当に掃除している。店長は私のことを「しっかり掃除をやってくれる人」だと認識しているらしい。
バイト先で掃除をしっかりやる人とそうじゃない人っているはずで、自分の基準が他の人より高かったら、それはそれでもう強みです。当たり前にやっていることが、他の人にとっては当たり前ではないということ。
この「掃除をしっかりやる」をもっと他にも応用できるように、抽象化して自分の「強み」にします。
抽象化するには「なぜ?」を繰り返すとGood!
例1:
「なぜ掃除をしっかりするのか?」→「言われたことはしっかりやりたい・完璧にやりたいから」
「なぜ完璧にやりたいのか?」→「その時自分にできる最大限のことをしたいから」
=強みは「最高を目指して頑張れる」「目の前のやるべきことに一生懸命になれる」など
例2:
「なぜ掃除をしっかりするのか?」→「お客さんにとって心地良い空間を作り出したいから」→「なぜ心地よい空間を作り出したい?」→「お客さんに店に来てよかったと思ってほしいから・幸せになってほしいから」
=強みは「他者の笑顔の為に頑張れる」/性格は「人の笑顔を見るのが好き・喜ばせるのが好き」など
上の例は「掃除をしっかりやる」だけで抽象化しちゃいましたが、他にも「レポート締め切りギリギリまで粘ってやるタイプ」とか「レベルの高い大学目指して受験した」という複数エピソードを用いて抽象化すると、より精度の高い抽象化ができるようになります。
他にも例をだします。
人前で話すことが苦手。いつも緊張してうまく喋れない。だからずっと「陰キャ」だと思っていたし、クラスでも全員と仲良くなれるタイプじゃない。でも、小中高で出会った友達とは今でも付き合いがあるし、定期的に会う仲。親友ってやつかな。
はい。確かに上の人物は大勢の人の前で話すことは苦手かもしれない。
広く交友関係があるわけではない。でも、狭く深く人付き合いができる人物ではある。
むしろそういうコミュニケーションが得意。
一見営業などのスーパーコミュニケーションが必要な職種は無理だろって思うかもしれないですが、実は適性あり。確かに新規営業のような、初対面に向かってゴリゴリに営業をかけるのは難しいでしょう。ただ、「提案営業」のような決まった取引先と何度も繰り返し接する営業スタイルなら得意なはず。深く狭くのコミュニティだから。
自分が何が得意なのか。これを見つけだして自分の強みを抽出します。
企業選びの基準を知る
企業は無限にあって、どれを選ぶべきかわからないと途方に暮れる人もいるはずです。例えば理系だと、何となく知っている食品・薬・メーカーとか。。?になりがちです。(理系の私がそうでした)
しかーーーし!自分が活躍できるとは限らない&入ってみて違うじゃん。。ってなるかもしれません。
そのため自己分析をして企業選びの基準を明確に設けるべきです。 ここに関しては内定後にじっくりと自己分析して見つけるでもいいでしょう。
あらゆる業界や業種にエントリーして内定をもらった後に、自己分析して内定先を決めたとかいう人をわたくし観測しております。
内定自体は1つ目の目的である「自分の強み」さえ分かればいけるので。
私が考える企業選びの基準は
- 「好き」を仕事にできる
- 「得意」を仕事にできる=活躍できる
- 働きやすい環境
- 好きを仕事にできる
やっぱり自分の「好き」なことで仕事していきたいですよね。モチベーションも保ちつつ仕事できるし、何より苦じゃない。
具体的にどういう自己分析になるかというと、これまでの人生を振り返って
などなど、好きや得意、やりがいを感じるところから会社を探していく感じです。
理系院卒の私の場合を例にだすと、私自身人と話すのが好きだなと分析して気づいたので、そこから研究職はアウト&営業職インしました。
最終的に技術職&営業職的なポジションで内定獲得。うん、、完全に理系は捨てきれなかった人の末路ですな。
- 「得意」を仕事にできる=活躍できる
自分の得意・強みは1つ目の目的に挙げたところのように「なぜ?」で探していく感じ。
やっぱり自分の強みを活かして仕事した方が、活躍できる可能性が高くなります。
足早いプロ野球選手が盗塁成功して活躍できるのと一緒。(伝われっ)
- 働きやすい環境
これも後回しにしちゃいがちなんだけど結構大事です!
自分にとってどういった環境が一番やる気が出たり、苦じゃないのかを考えるのです。
例えば…
時間に縛られるのが嫌、自由に時間を決めてやりたいor時間は決まっていたほうがいい
対面の方が良いorリモートワークがいい
中々ハードだけど有り余るほどの金を手にできるorワークライフバランス重視でほどほどの賃金でよい
転勤ありorなし
などなど。私は時間に縛られたくない!っていうタイプなのでスーパーフレックス制がある会社を選びました。最高ですね。
あと企業選びの基準を知るための自己分析は、同時に企業研究・業界研究する必要があります。
知らない会社は就職の選択肢に入らないからえす。名前は知っているけど、実はこんなことやってます!っていう会社意外とあるので、そこは会社説明会やインターンに行くしかないです。
そこで「なんか違う」という感覚になることもあるから、その違和感を言語化しましょう。なぜ「なんか違う?」と感じたのか。どういうところが嫌だったのか。
企業を選ぶうえで重要になるから言語化をしておきましょう。
同様に、業界地図とかパラパラしてちょっとでも興味持ったものに「なぜ興味を持ったのか?」と自己分析してみるといいかもです。
そこから企業選びの軸が見つかる可能性大。
【まとめ】強みと好きを見つけろ!
というわけで今回は自己分析をやる目的をご紹介しました。
自分の強みを見つけてどんどん企業にアピールしていこう。
こいつ使えるな…ってなったら勝ちやで!
さらに自分の「好き」も大事。
広く浅い交友関係を持つのが好きなのか、狭く深い交友関係を持つのが好きなのかで選ぶ仕事は変わってきます。
好きを仕事にできたら最強。モチベーション保ちながら働けるし、その企業で活躍できる可能性もあります。やっぱり「好き」な仕事をしている人に「嫌い」な仕事をしている人は勝てないですもんね。
自己分析は超大事というお話でした!
次は自己分析の方法をご紹介します。こちらからどうぞ!