上野の国立西洋美術館で開催されている「憧憬の地 ブルターニュ」展。
ふと思い立って行ってきた!!あんまり期待してなかった(おい)けど、最高でした!!
備忘録も兼ねてこの想いを共有したいということで書いていきます!!
ちなみに私はこんな人
- 美術よくわからん、ゴッホ・モネとかは知っている程度の超浅い知識しかない
- 美術館に行くようになったのは数年前から。行った回数は合計10回程度?
- 1人でじっくり見るタイプ
というわけでスタート!
ブルターニュ展 開催概要
企画の趣旨
今回の企画展がどのようなものかというと、、、公式HPから以下引用。
19世紀後半から20世紀はじめにかけ、モネ、ゴーガンら多くの画家たちがフランス北西端のブルターニュ地方を訪れ、この地を作品に描きとめました。本展では国立西洋美術館の「松方コレクション」を含む、30か所を超える国内所蔵先と海外の2館からブルターニュをモティーフにした作品約160点を精選。彼らがこの「異郷」に何を求め、何を見出したのかを探ります。また、同時期に渡仏し、パリからブルターニュを訪れた黒田清輝、藤田嗣治といった日本の画家たちにも光をあてる、これまでにない試みでもあります。今回は絵画や素描、版画にとどまらず、当時の画家たちが旅先から送った、あるいは受け取った絵葉書や旅行トランクなども展示。多様な画家たちのまなざしを感じつつ、東京・上野からブルターニュへ旅してみませんか。
https://bretagne2023.jp/
まあ、フランスのブルターニュという場所で描かれた作品が展示されているということです。雑。
ゴッホ展!モネ展!!とかではないので、メインがおらず、代わりにいろんな人の絵が見られてよかったかも。ちなみにモネの絵は展示されてた。
開催日時
開催期間:2023年3月18日(土)― 6月11日(日)
休館日:月曜日
開館時間:9:30~17:30(毎週金、土曜日は20:00まで)
6月11日までなのでお早めに~~~!!
いざ企画展の観覧へ!!
当日の流れ
金曜日の夜に美術館行くのが好きで、いつも夜間開館のときに行くことが多い。
何とも言えぬ独特の雰囲気に包まれた美術館が好きなんすよ。。コロナで夜間開館なかったけど最近復活しつつあってワイ大歓喜。
というわけで以下の流れで見てきた。
上野18時過ぎ着弾
仕事終わるの定時だったんでね。。可能でしたわね。
チケットほぼ待ちなしで当日券購入
待ち時間ほぼなかった。チケット購入者2,3人ぐらい?いたかな。
ロッカー(100円、使用終了時に戻ってくる)に鞄入れて身軽になっていざ観覧!
お出迎えしてくれたのはこちら。
かっけえええええええええええ!写真だとアレかもだけど、実物もっとかっこいいで!!
1時間ほどで見終える
5つのエリアが用意されており、比較的ゆっくり見たけど1時間ほどで見終わりました。
一部写真撮影可能なものもあり、絵の横にカメラマークがついているものは撮影オッケー。
写真撮れるのいいよね。なんかさ。。自分だけの!って感じするじゃん(は?)
時間少しあったので、同時に開催していた「橋本コレクション展―指輪よりどりみどり」にも寄ったり、常設展見たり
知らなかったんだけど、指輪の展示もやってた。めっちゃきれい。ほしい。いくらするんだ。
特に紫外線当てると宝石の色変わるってやつが一番「おお!!!」ってなった。コナンに出てくるやつだよ。伝われ。
こちらは全部写真撮影可能ですのでパシャパシャ行こうぜ。ただガラスケースに入ってるのでちょっと撮りづらい。見るだけでもいいかもね。買えばいつでもみれるもんね。。。ね。。。
閉館20時まで残り15分で売店へ
売店に滑り込んだー!!私は図録を買うのマストにしているので、ここは絶対外せないぜ!今回の図録3000円するぜ!高え!でもハードカバーだし納得!!
図録はこの時逃したら買えないな!と思って買ってる。美術館に足を運びだした当初は買ってなかったから、買えばよかったわ。。。という後悔に苛まされております。はい。
気に入った展示のポストカードとかも買ってる。
あとはミュシャの絵がプリントされた缶を買っちゃったー!!この絵、今回展示されてないけどーー!!素敵すぎた。
はい、5000円overの散財をしました。もう美術館来るといくら出費しちゃうのよ。ねえ。ねええええ!!
現金とクレジットカード使えます。ただ、JCB使えなさそうだったので注意!
19時55分に美術館さよなら
ギリギリで帰る客です。
【余談】サンマルクで一服
私の上野ルーティーンなんだけど、帰りにサンマルク寄ってデニブランを食べること!
これが最高にうまい。
普段カフェ行かないので注文時に挙動った。店員さんごめんなさいい。
混み具合や客層
平日夜だったからか、そこまで混んでなかった印象。めっちゃ空いてる!というわけでもないけど。
絵の前に自分1人だけ居るという時間ばかりだったので、比較的にゆっくり見れたかな。絵の流れに沿って、お客さんが1列に並んでいるという感じ。混んでるときは2列にも3列にもなるからまあまあか。
夜なのでカップル多いかなと思ったけど2,3組しか見なかった。以外と1人で見てる人が多く、めっちゃ静か。子ども、高齢者はさすがに少ない。会社帰りの人が多かった気がする。
お気に入りだった展示物
アルフォンス・ミュシャ「岸壁のエリカの花」「砂丘のあざみ」
写真や本ではわからないキラキラさが溢れていた。実際に上の方が本当にキラキラしていて、感動した。見る角度変えると何かキラキラしだすやつ!!あるでしょ!!伝われ
元々ミュシャっていう人の絵はなんとなく知っていたけど、今回で完全に認知した。ありがとう西洋美術館さま。
キラキラに惹かれたっていうのはもちろんあるけど、なんか幾何学的な模様が人物の後ろや下に丁寧に書き込まれていて、そこに美しさを感じたのかも。写真や動画では出せない整った美しさ。
よーく見ると微妙に線がずれてたり(おい)するんだけど、普通に見たら全然わからん。超精密だよね。
アンリ・リヴィエール 連作 時の仙境より「薄暮」
これ、連作とついている通り、他にも「満月」とかあるみたいなんだけど、残念ながら展示の期間が違うらしく「満月」は5月7日までの展示でした。今は「薄暮」が見れます。
縦に長い作品で、他の絵とは違うタッチで描かれている。
ちょっと浮世絵風味を感じた。一つの色で塗りつぶしみたいになっているところもあれば、空や海はきれいなグラデーションがかかっていて、思わず見惚れてしまう。
こういう絵も私好きなのねとなった作品でした。
【最後に】美術館に行くことで心が洗われる
美術館って、少しハードル高いところあるよね。絵を見て何になるんだよって。
私も全然知識ないし、モネとかゴッホとか有名どころの人しか知らないし。
ただ、あの静かで物々しい空気と、タッチも大きさも雰囲気もちがう絵が一同に並んでいるあの空間が好きで。
絵を見ると、時間が止まった感覚になる感覚が好きで。何も考えなくていいような惹きつけられるような。
ただの風景が絵になると作者の世界の見方や、そのときの空気、時代が感じられる。絵が教えてくれる。
絵だからこそ何度も何度も見たくなる。端から端まで見たくなる。
見終えたあとの不思議な高揚感は、様々な絵との対話を通して心が洗われるからだと思う。
きっと私は数日後、数ヶ月後、数年後には、今見た絵を忘れてしまうけど
心のどこかに残り続けていて、栄養分となってくれる気がする。
また美術館に行ける日を願って。(散財する未来が見える、、見えるぞ、、、)