【理系院生の実体験】研究と就活両方やるの無理ゲーでは

理系院生就活話

2021年春。大学院に進学し、研究と就活が両方一気に押し寄せてきました。

正直めちゃくちゃ忙しかった!言葉にならないくらい!
研究と就活だけではなく、アルバイトもこなさなければならず…生活費と授業料等払うためです。。

時間が本当に足りませんでした。

M1(修士1年)の夏休みはインターンの選考と実施もさながら、研究も進めないといけない現実にナニコレ状態でした。
遊びたい。でもそれは世間と私が許さなかった。

今回は愚痴も込めて、修士前期の忙しさ暴論を教えちゃうぞ!

修士1年前期でやることは3つ

前期にしなければならないことは3つ。

  1. 就活
  2. 研究
  3. 授業

人によって加えてアルバイトかしら。院生はアルバイトできないよって聞いたことあるけど、そういうことだったんですね…って身をもって体感。

1. 就活

夏インターンの選考と実施が始まります。

早期選考や内定を含んでいることが多い&企業研究のために参加する人が多い印象。
夏インターンのエントリーシートの作成や面接に追われます。

私は研究ばっかりやってしまい、全然捗らず…ライバルたちに後れを取ってしまった形になってしまいました。
なぜか就活ってやる気にならなかったんです。中途半端にするのが嫌な性格だから、研究を中途半端にしたくない気持ちが勝ってしまったせいかなと今では思います。

まあ、今思えば夏にちゃんと就活しておけばよかったなと反省してます。サボりすぎて本選考ボロボロでしたし。

ここで不満を述べさせていただくと。

何故ちゃんと研究している人が就活不利になるんや。
もちろんあれですよ、きちんとした実績を残せば就職先の推薦やオファーがあることは知っています。
研究室や学校推薦があることも知っています。

ただ、自分が行きたい企業が文系理系関係無しに入れるところだったり、研究職関係ないところだったら無理だよねっていう話です。

文系学部3年の方が理系の大学院生よりも圧倒的に使える時間が多いのだから、前者はかなり有利です。

彼らに勝つには自分の使える時間を潰して、時間をうまく有効活用しながら就活するしかないです。

でもこれってポジティブに考えると、社会に出る前にスケジュール管理をしっかりできるようになるとも言えますよね。(無理やりポジティブ思考)

限られた時間をどう使うか。どのくらい時間を割くべきなのか。優先順位はなにか。
これらは社会にでてから必要とされる能力の一つでもあると思います。

睡眠時間を割きながらやってるくらいじゃ、私もまだまだだなって考えちゃいますね。

だらだらしてしまう時間はあるし、何やってんだ自分と落ち込む時もあります。
この1年間ずっとそうでした。

ただ、そんな私でも内定もらえたので、ホッとしているところではありますね。

2. 研究

当然のことながら研究を進めなきゃいけません。私の大学は中間報告があるので、それに向けて結果を出すべく踏ん張りました。

ただ生命系なので毎日大学行って実験しなくちゃいけないのが、途轍もなく辛いところでしたね..。

自分で選んだのでしょうがないんですが、コロナで研究室に1週間のうち、2日間しか行けないという経験をしてしまった私としては、もう無理!体が無理といってます笑

慣れって怖いですね。もう2日しか行けないからだに変わってました。コロナめ。(ちがう)

改めて研究職って肉体労働だよなって思います。自分、体力ない方だよなと自覚しているのであれば、研究職に就くの少し考え直した方が良いかもです。特に女性だと子育てしながら在宅ワーク出来たら一番いいですが、研究職だと出勤しないといけないので中々それも難しい。

もちろん、研究職全てが出勤しないといけない職種であるとは思いませんが、生命系や化学系は出勤ベースでの仕事が多いはずです。

私自身、体力もなく毎日大学に行くだけでかなり疲労するので、研究職無理だって思ったところはあります。

実際の大学生活どうなのかというと、夏は暑くて、冬は寒い中頑張って研究室行って、実験してます。
失敗して。失敗して。失敗して…。報われないって、このことなんだなと思う日々。

これを将来の職業にするにはかなり厳しいのでは、、と自分の中で結論付けました。

一方の就活では研究に助けられた面が大きいです。運よく私は結果を出すことができたので!
先生が「論文だしてみる?」「学会出てみる?」と言ってくれたので、就活本番前に実績を残すことに大成功しました。

生物系の企業でもないし職種でもないけど、ESに論文実績を書く欄がある会社があって、見事そこから内定を獲得。多分論文のおかげだと思っています。絶対そう。文系就職全滅してますからね!!!

結果的に、しっかり研究してたら内定もらえちゃったね棚ぼたをかました私。運を貯めた甲斐がありました。

今思えば学会は前期にあって、その準備が異常に大変でした。それで就活あまり手につかなかったのかもしれません。(という名の言い訳をかましておきます)

3. 授業

これです。授業さん。

研究室に行っても授業あるから実験できない!となること何回か。

文系科目も必修の大学なので、履修しなくちゃいけないんです。大体グループワークあるから、研究室にいたら難しい。家で受けるか、大学の個室ブース的なところに行くしかない。

そのたびに実験中断するので、それは大変でした。

授業自体は週に何コマも取らなきゃいけなくて。とはいえ学部時代みたいに詰め詰めじゃないですよ。
週6~7コマくらいかな?

加えて研究室のゼミ。前期で1回は論文紹介の担当が回ってきます。そのゼミ準備がもう!大変なこった!

エントリーシートの提出とゼミの担当回が被ったときはもうなんか時間よ止まれ!と願いましたね。
まあ、何とかなるもんで何とかなりました。。。

どのくらいの時間バランスか?

大体そうですね~~この時期はまだ

就活:研究:授業:アルバイト=2:5:1:2

くらいだった気がします。さすがに本選考の時期は研究と就活5分5分くらいにはなりましたが。

理想を言えば

就活:研究:授業=4:5:1

くらいがいいと思います。就活ちゃんとやりましょう!理系のみなさん!
ただこれは推薦使わない人向けの言葉です。文系就職したい人や推薦ない企業に行きたい人向けの言葉です。
推薦使うなら研究8割でいいくらいだと思ってます。推薦は面接1回しかないとか結構あるので、就活テクニックがなくとも、学歴と実績で内定を頂けます。

プライベートの時間は?

プライベートの話に移りましょう。

世間ではワークライフバランスとか言われてますけども。大学院生にはそんな人権はないです泣!
9時17時で研究室来ても一銭も懐に入りません。むしろ金払って研究室来てますし笑。

就活を終えるまでほぼ自分の時間ありませんでした!まあ、自分不器用なんで..。

結論:寝る時間などない

いや~~本当に忙しかったです。今こうして文章書いているのが幸せだと思うくらいには。

個人的には受験より辛かったです。時間に追われるのが苦手なんだなと思いましたね。受験はほら、、時間に追われないので、、(まあ受験日が迫ってくるプレッシャーはありますが)

加えて選考落ちの連絡が続々やってくるから精神的にも参ります。

一体世の中の修士大学院生どうしてるんですかね。気になります。私だけじゃないですよね。。

修士課程進学するんだ!っていう人は今の内から就活の準備しておいたり、大学によっては学部生のうちから大学院の授業取れるから取っておくのがオススメです。

そうすれば多少、負担は軽減されるはず。

以上、理系修士は辛いぞ話でした!!読んでいただきありがとうございました!